内容説明
薩摩隼人の父から、しっかりと教えこまれた「喧嘩の作法」。戦火をくぐり抜けた少年時代、破天荒な青年時代を過ごし、ジャーナリズムの世界に入ってからは、独自の「喧嘩筆法」で政治や大物政治家たちにたちむかっていった。日教組解体論、国鉄労使『国賊』論、電電公社民営化…等、戦後の日本政治に常に一石を投じ続けてきた著者が綴る痛快自叙伝。
目次
第1章 父
第2章 放浪
第3章 博打とレイモン・ラディゲ
第4章 修行時代
第5章 アルファ・ロメオと日章旗
第6章 政治記者
第7章 民主主義の価値
第8章 喧嘩の筆法
第9章 政治は大号令をかけられるか
第10章 遺されていること―教育改革、地方分権、民営化
著者等紹介
屋山太郎[ヤヤマタロウ]
政治評論家。昭和7年(1932年)福岡市生まれ。東北大学文学部卒業後、34年時事通信社入社。ローマ特派員、首相官邸キャップ、ジュネーブ特派員、編集委員兼解説委員を歴任し、62年退社。昭和56年第2次臨時行政調査会(土光臨調)に参画、以後第1~3次行政改革審議会専門委員、選挙制度審議会委員、臨時教育審議会専門委員を務め、政治や行政改革を一貫して訴え続けてきた。平成14年、第17回正論大賞受賞
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