内容説明
運命の糸をつむぎ、測り、断ち切る―。ギリシャ神話の運命の三女神をかたどった像のひとつ、女神クロトの像は、ながらくアイルランドの海辺の町コーヴにあるサリヴァン家の家宝だったが、サリヴァン家の長男マラキはその像を悪徳美術商アニタに騙し取られてしまう。その奪還とあわせて、残るふたつの女神像の行方を探るべく、サリヴァン家のマラキ、ギデオンの兄弟はヘルシンキ、プラハ、そしてニューヨークへと赴くが…。巨匠ノーラ・ロバーツの華麗なるロマンティックサスペンス最新作。
著者等紹介
ロバーツ,ノーラ[ロバーツ,ノーラ][Roberts,Nora]
1981年に『アデリアはいま』(サンリオ文庫)でデビュー。一躍ベストセラー作家となる。86年にはアメリカ・ロマンス作家協会初の名誉殿堂入りを果たした。メリーランド州に夫と二人の息子とともに住んでいる
清水寛子[シミズノブコ]
1961年生まれ。英国留学後、国際基督教大学教養学部卒
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感想・レビュー
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青猫ちびすけ
1
銀製の運命の三女神像を巡る、歴史と陰謀とロマンス。ルシタニア号事件からはじまり、現代に舞台は移る。 中心人物はマラキ・ギデオン・レベッカの3兄弟妹と作家のティア、ダンサーのクレオ、セキュリティ会社の若き社長ジャックの3カップル。彼らの恋模様とともに女神像の奪還劇が繰り広げられる。 自分の欲望のためなら、何をしても誰を傷つけてもいいと考える女アニタ・ゲイが悪役。マラキから騙し取った女神像が事の発端となる。 ロマンス小説は久々だ~。2013/06/06
カサブランカ
0
32016/11/13
満月-ya
0
★★★★☆2005/04/06
みるて
0
図書館の本 読了 RITA賞2012/08/22