内容説明
東野翠れんの撮る写真があたたかな光に包まれているのは、世界がそうあってほしいと願うから。その声が切ないのは、自分の影を見つめているから。この本は彼女の光と影そのものです―。すべての女の子たちが注目する東野翠れん初の自作集。
目次
みんな、波のようだね
寝返り
なんか、生きていたいな
きっと、折り合いはついていない
よくばり
大切
家族って努力かも
世界から、光が失われていくね
「おはよう」
ため息
すごく幸せなときが、いちばん切ないね
著者等紹介
東野翠れん[ヒガシノスイレン]
ku:nel、Lingkaran、spoon.等で活躍中の21歳
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ダリヤ
19
光をあいするかのじょだからこそ、しゃしんでのひかりのとらえかたもとてもやさしくあたたかい。光をあいするかのじょだからこそ、ひとつひとつえらぶことばもしゃしんもイラストもとてもやさしくあたたかい。ことばのはしばしに、かのじょがこのせかいで生きていることをかんじる。わたしたちとちがうせかいを生きているけれど、わたしたちとちがわないせかいでかのじょも生きているとかんじられて、すごくしあわせ。2015/02/22
ちいさな図書館
2
瑞々しい写真と言葉の中に、ハッとさせられる言葉がある。求めてばかりいる自分はあまり頼りにしないよと、理想的な何かが頭にあるなら、実現させるために何が必要か思い浮かべるとも言う姿勢が素敵。自分が主体的であることが大切なんだ。2012/09/06
鏡子
2
日頃力の入りがちな本ばかり読むので、息抜きにこういった本読むのもいいです。読むと云うより眺める??間の日記のような詩のようなものも緩いようで鋭くて好きです。2012/02/07
🐰
2
全部通して読んでみたけど、やっぱり表紙の写真が一番ステキだったなぁ。 少しもの足らない感じはあったけど、感性は凄く好き。 今の彼女の作品を読んでみたい!2011/12/11
紗夜
2
日常の景色を切り取ったんだろうけど、刺繍みたいにも見えてきれいでした。ただ、綺麗、ステキ!・・じゃなくてもう1押しほしいなぁ・・。それがすごく難しいんですよね;;2010/09/19