内容説明
自衛隊発足半世紀にして命ぜられたイラクでの人道復興支援。それは「国際貢献」でありそして「作戦」だった。組織と隊員はその作戦をいかに乗り越えたのか―。自衛官たちの生の声を収録。
目次
序章 ある自衛官の家族―3カ月間の心の軌跡
第1章 定年間近の自衛官が綴ったイラク日記
第2章 名指揮官が語るイラク
第3章 任務に徹したプロ集団
第4章 義理と人情、浪花節バンド―GNN(義理・人情・浪花節)ブラザーズがサマーワで経験した真実
第5章 史上最大の輸送作戦に従事した男たち
第6章 ヒゲ男の対談
第7章 教訓と対策
資料 イラク派遣部隊の訓練状況
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
いつかスナフキン
3
自衛隊が暴力装置だなんて、何を以って言えるのか。この本を読むと、実際はまるで正反対だ。こんなに規律正しく、時に献身的だったり、時にちょっと距離を置いたり、全てイラクの人々の復興のために考え抜かれた故の作戦で、その思慮の深さに感激した。こんな自衛隊がいてくれるなんて、誇りだ。それと同時に、彼らが帰国時制服で帰ってこれないような、日本ってだいぶおかしいなぁ。不気味さを感じる。この本に出会えてよかった。2011/07/10
ひろし
2
自衛官の皆さんが日々、身体と命を張って国防に従事してくださることに感謝です。 一人の日本国民として、自衛隊を心から誇りに思います。 負の遺産の縛りを取り払って、彼らに相応の名誉と、憂いなく国防に専念できる立場が得られる日がくることを願ってやまない。 まずは、自分自身が彼らを支える国民として、相応しい知識と覚悟を持つことから!2015/04/13
硯ふで
2
イラク派遣の実際と反省。この本を読んで、国民の自衛隊や戦争、ひいては政治への無知・無関心を強く感じた。経済大国になって久しい今日、国民はそろそろ本気で自国の方向性を決めるべきなのではないだろうか。
いろいろアッテナ
0
★★☆☆2007/08/25