扶桑社文庫
愛のトンデモ本〈上〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 256p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784594047573
  • NDC分類 028
  • Cコード C0195

内容説明

「恋は狂気の沙汰」と言う。もともと、恋愛というものはロミオとジュリエットの昔から、通常の社会規範を飛び越えた行動を人に起こさせる一種の異常状態とされてきた。人は恋をすると正常な状態を失い、まじないにかかったようにトンデモが憑依する。そして人は異性にのみ恋をするのではなく、エロアニメに、老人に、寄生虫にだって恋をする。そんな、と学会がおとどけする二十一世紀を代表する愛の奇書、堂々文庫化。

目次

第1章 もしかしたら、すごく気持ちいいのかも「恋愛スピリット」(愛はさだめ、さだめはシェーッ!―ジェス・スターン『前世からの恋人』;愛することを忘れた人類は滅亡を免れない!―アーリオーン『光よりの光、オリオンの神の座より来たりて伝える。』;肉を多く取るのはサディスト?―斎藤勇『心理ゲーム恋愛編』 ほか)
第2章 なんとなく、水晶みたいな「恋のボキャブラリー」(愛と官能の奔流―永田守弘編『官能小説用語表現辞典』;超実用的恋愛名言集―ディスカヴァー21編集部編『THE RULES OF LOVE―恋のオキテ―』;愛は機械的に再生可能!?―クロード・ボリロン“ラエル”『官能瞑想』 ほか)
第3章 ひょっとして、愛も恋も仕事のうち?「純愛のタレント」(二谷友里恵と郷ひろみの三冊連なる「トンデモ愛の世界」―二谷友里恵『愛される理由』、郷ひろみ『ダディ』、二谷友里恵『楯』;それでもジャニーズと結婚したい!―平本淳也『ジャニーズアイドル攻略法』;あなたもキムタクと結婚できる!?―志条よし乃『なぜ、工藤静香がキムタクと結婚できたのか』 ほか)