内容説明
少年フィーは、合唱団で美少年ピーターと出会う。それがフィーの初恋だった。だが、合唱団指揮者による悪質な性犯罪が彼らを襲う。少年たちは心の奥に深い傷を負い、フィーはみずからが同性愛者であることに気づく。自分のなかにも、性犯罪者とおなじ魔が棲んでいるのか？やがて、彼が愛したピーターは炎のなかで命を絶った。絶望するフィーは、中世・英国の史実を知る―ペストの猛威に、エディンバラの人びとは街を地中に埋めた。その際、ひとりの青年が生き埋めにされた。死の街に埋められた青年の孤独が、フィーの魂と呼応する…けっして消えない過去の傷。それにふたたび向きあい、浄化される人間の姿。全米が絶賛した、新世紀をひらく文芸。ジェイムズ・ミッチェナー／コペルニクス・ソサエティ賞、ラムダ賞受賞。
著者等紹介
チー，アレグザンダー［チー，アレグザンダー］［Ｃｈｅｅ，Ａｌｅｘａｎｄｅｒ］
１９６７年、ロードアイランド州に生まれ、まもなく祖先の故国である韓国に移り住む。その後、父の仕事で太平洋を転々とし、少年時代に米国にもどる。創作ワークショップに参加し、やがて７年かけて『エディンバラ・埋められた魂』を完成。全米の書評で絶賛され、ジェイムズ・ミッチェナー／コペルニクス・ソサエティ賞、ラムダ賞などに輝く
村井智之［ムライトモユキ］
１９６８年生まれ。ニューヨーク市立大学ハンター・カレッジ卒。英米文学翻訳家
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感想・レビュー
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eris
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悲劇といえば悲劇ですが・・・ でも、すごく綺麗な話だと思います。2009/06/04
