内容説明
グレースのアルツハイマー病は進行し、日常生活にも支障をきたすようになった。自伝口述に応じつつも、前半生について語ることを拒むグレース。夫は早く亡くなり、故郷は水没したという。亡き夫の親族が口を閉ざすグレースの過去にフランシーンが抱いた疑惑とは?母親の主治医デイヴィスとの愛に目覚めたフランシーンは、彼に励まされ、困難な状況に立ち向かう。女性小説の巨匠デリンスキーが、三代にわたる女性の生き方を通して、家族の絆について問いかける感動の大作。
著者等紹介
デリンスキー,バーバラ[デリンスキー,バーバラ][Delinsky,Barbara]
ボストン郊外で生まれ育つ。80年代から女性小説を数多く執筆し、著書は70冊以上を数える
柿沼瑛子[カキヌマエイコ]
早稲田大学卒
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