内容説明
エミリーにはつらい過去があった。ジルより前に生まれた当時二歳の息子ダニエルが、自分の不注意から、スーパーの駐車場で行方不明になり、いまも、安否がわからないことだ。それが彼女の心の深い傷なのだ。エミリーに好意を持ったブライアンは、ひそかに事件の再調査を始める。一方、夫ダグとのすれ違いはますます激しくなり、エミリーは空しさを強く感じる。女性小説の巨匠デリンスキーが、自分の居場所を求めて模索する女性たちの再出発を力強く描きだした、感動の大作。
著者等紹介
デリンスキー，バーバラ［デリンスキー，バーバラ］［Ｄｅｌｉｎｓｋｙ，Ｂａｒｂａｒａ］
ボストン郊外で生まれ育つ。８０年代から女性小説を数多く執筆し、著書は７０冊以上を数える
中原裕子［ナカハラユウコ］
東京生まれ。英米文学翻訳家
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感想・レビュー
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Yuuko Mutoh
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子供の失踪、交通事故、不倫、隠し子、波乱満載でも日常的な空気が流れている。他人事でない気がする。幸せのすぐ裏にある、すぐそこにある危機。 わが子でさえ恋愛や仕事のライバル。離婚した夫でさえ、かつての家族として他人で居られない。もちろん自分の親からも自由ではいられない。 自分の人生は孤独だけれども、一人で生きられない。そういうしがらみというよりは温かみを感じるエンディングだった。2012/12/10
満月-ya
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★★★☆☆（処分済）2004/01/13
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- 和書
- 明星
