黒潮の風、国境の雲―Ｄｒ．コトー診療所・写真集

木村 直軌【撮影】

フジテレビ出版（2003/09発売）

• サイズ A4判／ページ数 1冊(ﾍﾟ／高さ 21X26cm
• 商品コード 9784594041984
• NDC分類 748
• Cコード C0076

内容説明

台湾から１１１キロ、東京から２０３０キロ―日本最西端の島、「与那国」。私たちが訪れた日は、偶然にも年に一度の「豊年祭」だった。真夏の豊年祭。全身の水分が汗に変わってしまうのではないかと思うほどの猛暑。「豊穣旗」を振り上げ、踊る島の人々を見て、心が激しく震えた。「島で生きるということ」―「人が生きるということ」。島に住む人々の言葉は、静かに、そして熱く私たちの心に届いた…。この夏感動のフジテレビ系ドラマ『Ｄｒ．コトー診療所』のロケ地・日本最西端の島「与那国」から届いた一冊。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[ＧＥＮ]

『Dr.コトー診療所・写真集』というタイトルですが、作品舞台である志木名那島のモデルになった与那国島と、そこに暮らす市井の人たちの写真集という趣です。風景写真と、仕事場や馴染みの場所を背景とした島の住人の写真で構成されています。人々の写真から受けた印象は「地に足をつけて生きている人たち」でした。それぞれの表情の良さも勿論、馴染んだ風景の横写真の真ん中でしっかりとカメラを見つめるという撮り方も素晴らしいと思います。言わずもがな、『銀の龍の背に乗って』を聞きながらページをめくれば魅力はさらに倍増です。

2014/08/02