内容説明
料理学校の同期生だったキャシーとトムは、二人の夢を実現するため出張料理店“スカーレット・フェザー”を開く。キャシーの夫ニールは弁護士。二人は大恋愛のすえに結婚したが、ニールの両親はこの結婚に不満だった。社会的階層が違うからだ。“スカーレット・フェザー”は順調にスタートし、人手不足からニールの従弟ウォルターに手伝いを頼む。しかし、このウォルターがキャシーとトムの夢を打ち砕く驚愕の事件を引き起こす。ダブリンに生きる家族の崩壊と再生を情感豊かに描く感動の長編。
著者等紹介
ビンチー,メイヴ[ビンチー,メイヴ][Binchy,Maeve]
アイルランド・ダブリン近郊の村で生まれる。ダブリンの大学卒業後、教師、コラムニストを経て作家活動に入る。『サークル・オブ・フレンズ』は映画化され、大ヒットを記録した
安次嶺佳子[アジミネケイコ]
翻訳家
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感想・レビュー
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湖都
12
ダブリンで出張料理店を開くことを夢見るキャシーの物語。キャシーの夫・ニールは自分の仕事に夢中。ニールの母は息子の身分違いの結婚に怒り嫁姑問題勃発中。ニールの叔父夫婦は育児放棄し、誰からも見捨てられたいとこの双子はキャシーの実家で預かることに。もう1人のいとこはサボり魔で泥棒。キャシーのビジネスパートナー・トムの恋人も、自分の成功を掴むことに夢中でトムのことは省みない…。他にも問題のある人が沢山で、今のところ幸せ感はあまりない。特にニールにイラッとし通しなんだが、あらすじで予告された感動は来るのだろうか…。2020/03/15
勇ましいチビのノリ公
1
アイルランド強化月間。 読み進めているうちに、再読と気がついた…。 社会的階層のある暮らしって大変そう。2012/03/21
中身はおじさん
0
感想は下巻に2019/06/07