内容説明
犯罪容疑者の似顔絵画家として卓越した技量を持つデヴィッドは、現在マスコミの注目を集めている事件の法廷画を描くために中西部の町カリスタに赴いた。この町は彼の故郷でもあり、久しぶりに訪れたもう一つの動機は、二十六年前に起こった未解決の殺人事件に自分なりの決着をつけることだった。同級生の美貌の母親バーバラと若い男性教師がモーテルで密会中に射殺され、事件後さらに、バーバラの精神分析医だったデヴィッドの父が謎の自殺を遂げたのだった。時を隔てて真実は解明されるのか。
著者等紹介
ベイヤー,ウィリアム[ベイヤー,ウィリアム][Bayer,William]
『キラーバード、急襲』(早川書房)で1981年度エドガー賞長編賞受賞。つづく、84年の作品『すげ替えられた首』(扶桑社ミステリー)はわが国でも好評を博した。ほかに『暗闇に咲く花』(扶桑社ミステリー)などの作品がある。90年代にサンフランシスコに移り、別名義デイヴィッド・ハントで、『魔術師の物語』(新潮文庫)ほか一作を発表した
汀一弘[ミギワイッコウ]
兵庫県生まれ
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