- ホーム
- > 和書
- > 教養
- > ノンフィクション
- > ノンフィクションその他
内容説明
人を愛する歓びを働く喜びを味わうことは許されませんか?この世に生まれてきたのだから、生きているのだから…障害児の母と子の絆、人とのふれあいを綴った感動の一冊。
目次
第1部 いいんですか、車椅子の花嫁でも(お母さん、いのちをくれて、ありがとう;あたりまえに生きていきたい;誰だって幸せになれるんだ;小さな願い;死んだ方が幸せないのちはない ほか)
第2部 子どもたち、父母たちとともに(この世でたった一人の人を;ある美容師さんの葛藤;父母たちの勇気;お父さんたちも巻き込んで;「晴れの舞台」のありよう ほか)
著者等紹介
向野幾世[コウノイクヨ]
昭和11(1936)年、香川県生まれ。奈良女子大学文学部卒。国立教護事業職員養成所修了。肢体不自由児施設指導員や奈良県立明日香養護学校教諭、奈良県立障害児教育センター所長、奈良県立西の京養護学校校長、奈良県立教育研究所障害児教育部長などを歴任。現在、奈良大学講師。一貫して、障害児の教育の機会拡大や、障害者と健常者の共生を目指してボランティアの育成や啓発・教育活動を展開。平成10(1998)年、文部大臣より教育功労賞受賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
扉のこちら側
20
初読。タイトルは現実の結婚についてではなく、支援学校の女子生徒が文化祭で演じた劇によるものと知り、ファミレスで号泣しそうになった。もしも、私がお嫁さんになれるなら。在学中のお気に入りの男性教諭にエスカレートされ、ウエディングドレス姿の女子生徒が舞台の中央に進み出る。劇は、たったこれだけ。文化祭の一幕の劇に見る、切ない夢。2012/11/28
しんた
6
考えさせられる。自分の子供がそうだったら真っ先に読むべき本。または勧める本。現代のエコー技術の発達は著者は何を思うか。。2014/06/29
りんふぁ
4
おかあさん、僕が生まれてごめんなさい、からのこちらの本。様々な障害を持った子らの詩に、胸が痛くなる。こんなにいろんなこと思っているのに、感じているのに、何故、何も考えず感じないと思われるのだろう。同じ人間なのに。今もまだ支援中に心無い言葉や態度を取られることがある。哀しくなるけど、それもまた現実と、受け止めながら進むしかない。2017/02/12