内容説明
大手保険会社に勤める２６歳のフランシス。消費者からのクレーム処理の一環でポルノショップを訪れた彼は、“ペニス引き伸ばし器”なるものを購入するはめに。ほうほうの体で店を去りかけたフランシスだが、プラスティックのお人形に目を奪われる―それは、彼を捨てた最愛の女性ジュヌヴィエーヴに瓜ふたつだった！まもなく彼は、酒に酔った勢いで“彼女”を購入し、お人形と暮らしはじめるのだが…。最愛の恋人を失った男の奇妙な同棲生活を描く、ファンタスティックで心温まる物語。
著者等紹介
ペルティエ，ルイ＝トマ［ペルティエ，ルイトマ］［Ｐｅｌｌｅｔｉｅｒ，Ｌｏｕｉｓ‐Ｔｈｏｍａｓ］
１９６５年２月１８日、カナダ・ケベック州東部の町リムスキで生まれる。幼少期をチュニジア、オンタリオ、ハイチなどで過ごしたのち、ケベックに戻る。ケベックのラヴァル大学で映画を学び、グランゼコールでマーケティングを習得する。その後、１０年間広告業界で働き、現在はモントリオールでコマーシャルのコピーライターとして活躍しながら、著作活動にはげんでいる
吉田良子［ヨシダヨシコ］
１９５９年生まれ。早稲田大学第一文学部卒。仏文翻訳家
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感想・レビュー
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つきと
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主人公はちょっとシャイでロマンチストで頑なで。読んでいるとフランシスの融通のきかなさにイライラもするけど、その性格で引き起こす失恋シーンは滑稽で笑えてしまう。スマートなジャンのラストにも笑い。テンポが良く読みやすい。2009/10/02
りっか
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祝映画化2003/04/18
