内容説明
国家危急存亡の時に、あるべき姿を説き明かす日本再生の書。
目次
自分で決めることの出来ぬ国
民族的DNAの払拭
人はなぜ巨きな視点に立てぬのか
人間の行為
ああ、子供たちよ
鈍感と怠慢が、国と人を滅ぼす
自分の力を、自身でどう使うか
政治家の視線と面構え
まず、大人たちが反省を
よらしむべしの、愚かさ危うさ〔ほか〕
著者等紹介
石原慎太郎[イシハラシンタロウ]
1932年神戸市生まれ。一橋大学卒業。55年、在学中に執筆した「太陽の季節」で第1回文学界新人賞を、翌年には同作品にて芥川賞を受賞。著書に『化石の森』(芸術選奨文部大臣賞受賞)、『生還』(平林たい子賞受賞)など多数。68年より国会議員として計25年勤めた後、99年より東京都知事に就任
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感想・レビュー
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ゆうぼう
3
石原さんの想いが綴られた産経のコラムの再掲だが、今の日本に対する危機感が最初の頁から最後の頁まで述べられている。 なんとかその想いが日本人に伝わりこの国が復活する日が少しでも早まるように願わずにはいられない。2012/11/10
Bob
2
17年前に亡くなった父親が読んだのか、実家の本棚にあった。このようなコラムを発売後20年経って読むのもどうかと思ったが、著者が予想というか懸念していたとおり、日本がゆるみ、溶解し、崩壊に向かって滑り落ちつつある。IT後進国のままだ。政界は老害が蔓延っているし、議員の数も減らない。借金は増え続けるが、技術力の優位性は下がってしまった。東日本大震災は日本が生まれ変わるきっかけになるかと思ったが何も変わりない。 変な発言が多くあまり好きな政治家ではなかったが、この人の言うことが正しかったと思える。2021/12/31
田中正楠
1
昔は良いことを言われていたなぁ…。
双海(ふたみ)
0
もらった本。
むーらん
0
もう10年近く前に書かれた本。関西に住んでいる人間から見て、石原都知事は横暴な人に見える。でも、この本を書いているときには非常にまともなことを述べている。諸外国に対する危機感や政府について批判する場面においても。2011/07/29