内容説明
第二次大戦が激しさを増す、1942年の英国。若きシャーロット・グレイは、戦時の祖国に自分の力をつくそうと、ロンドンへやってきた。看護婦として働くかたわら、彼女は空軍パイロットのピーターと出会い、やがてふたりの間に恋の炎が燃えあがる…一方で、シャーロットは諜報部のスカウトを受ける。英国は、ナチスドイツに占領されたフランスへ送りこむ人材を求めており、フランス語が堪能な彼女は、まさにうってつけだったのだ。強い意志を持つシャーロットは、自らの道へ果敢に身を投じていく。
著者等紹介
フォークス,セバスティアン[フォークス,セバスティアン][Faulks,Sebastian]
1953年、英国ニューベリー生まれ。さまざまな新聞に寄稿したり、記者として活躍したのち、小説家としてデビュー。95年『よみがえる鳥の歌』で絶賛を博し、つづく『シャーロット・グレイ』で英国を代表する作家として評価を確立。2002年、名誉大英勲章第三位を受ける
岡真知子[オカマチコ]
神戸大学文学部英米文学科卒業
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