内容説明
１８００万円の借金を返すために始めた仕事が、完済したあともなぜか辞められない。不倫に悩む女性、ＶＴＲを持参する美人インストラクター、失恋して鬱状態になったＯＬ、何回も求めてくる老女…。時には勘弁して欲しい依頼もあるけれど、色々な女性たちが見せる奔放な性欲を目にする度に、僕はもう少しこの世界を覗いてみようと思うのだ。
目次
松山から来た女性
３Ｐを望む中年夫婦
コスプレの女
ビデオカメラを持参する女性
不倫に悩む女性
僕が出張ホストになった訳
束縛を嫌うキャリアウーマン
一流ホテルで会った不思議なカップル
地方から上京したリピーターの中年女性
離婚調停中の女性〔ほか〕
著者等紹介
一條和樹［イチジョウカズキ］
１９６８年神奈川県生まれ。大学卒業後、某一流化粧品メーカーに就職。趣味で始めた株式投資で大儲けする。しかし、ＩＴバブル崩壊で資金の全てを失い１８００万円の借金だけが残ってしまう。以来、返済のため出張ホストの仕事に励みやっと借金を完済。しかしまだこの仕事から足を洗えないでいる（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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bluemint
5
出会いが少なければ、或いは出会うという手順が面倒ならお金を出してそのひと時を買うしかない。その方が合理的だ。男も女も。この商売、システムがあることで少し気持ちが救われることもある。仕事に行き詰まっていた自宅で彫金をする女性はこれで気分が変わり、新たな気持ちで仕事ができそうだと言った。この逸話が印象深かった。2025/02/02
Hiroyuki SATO
1
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=571513271&owner_id=7106525 しかし「本当に実話なのかな？」という気もする。ホストを買った本人が読んだら「自分のことじゃん」って分かってしまうよね。それとも地名や季節などは嘘なのかな？2007/09/24
もも
1
一気に読みました。女性にも色んなタイプの人がいて、裏事情を垣間見た気がしました。2012/01/20
風舞
1
「女ってそういうもんだよ」今さらながら思った。2010/04/19
まーじ
1
前作と同様、著者が出張ホストとして出会った人物とのエピソード作品。切なくなるような話は健在。前作よりも少し性的なものを臭わせる文が増えていた印象がした。続けて読んだためだろうが、その辺が文章としては前作と変わっいるところかなと感じた。2010/04/11
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