内容説明
NASAの「What if games」(もしこうなったらどうするゲーム)は危機管理のバイブルだ。
目次
第1章 真実は現場に聞け―アポロ1号焼死事故は語る
第2章 情報は一元化すべし―アポロ13号奇跡の生還
第3章 組織優先の意思決定の落とし穴―チャレンジャー爆発の隠された原因
第4章 シミュレーションが危機を救う―NASAの「What if games」
第5章 ロシアの宇宙ステーション事故―政治的に決定された無謀な計画
第6章 国際宇宙ステーションの危機管理―救いのない憎しみとあきらめからの脱出
第7章 異文化混合から生まれたマニュアル―マニュアルを守るということ
第8章 閉鎖空間の危機管理―航空機事故に学ぶ機長の危機管理
第9章 決定的な要素 リーダーの資質―マスメディアの道化師にならないために
第10章 アメリカへの宇宙からの神託、火星へ―あこがれの国への回帰
著者等紹介
沢岡昭[サワオカアキラ]
1938年、北海道生まれ。1965年、北海道大学修士課程修了。現在、大同工業大学学長、宇宙開発事業団研究統括リーダー(非常勤)、理学博士。その間、米国アリゾナ大学客員教授、ニューメキシコ工科大学客員教授、文部省宇宙科学研究所併任教授。1970年より約30年間、衝突による衝撃超高圧力を利用した材料合成の研究を行い、国内外から多くの授賞。一方、1979年に宇宙開発事業団嘱託として、毛利衛氏が搭乗したスペースシャトル利用プロジェクトに参加して以来、多くの宇宙実験プロジェクトに参加、現在では2007年ごろ完成予定の国際宇宙ステーションの産業利用プロジェクト責任者を務めている
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