内容説明
いつまで続く迎合・謝罪外交…事務次官、駐米大使などを務めた大物OBが、外務省顧問の職を辞してまで問いかけた日本外交の実態とは。
目次
第1部 外務省改革論(日本は普通の国ではない;外交にみる日本の特異性;外交とは何か;理想の外交官 ほか)
第2部 特別鼎談・甦れ!日本外務省(失速続ける日本外交;ハンディキャップ国家論の弊害;ODAのあり方;対中ODA・対中外交の見直し ほか)
著者等紹介
村田良平[ムラタリョウヘイ]
1929年生まれ。京都大学法学部卒。外務省入省。条約局外務参事官、中近東アフリカ局長、経済局長などを経て、外務事務次官。駐米大使、駐独大使を歴任後、退官。外務省顧問(2002年7月10日まで)、現在、日本財団特別顧問
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感想・レビュー
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depo
2
図書館リサイクル本。その後の民主党政権や安倍内閣の外交をどう評価するのか聞いてみたい。2021/02/24
cronoq
0
タイトルに偽りあり。「なぜダメになったか」ではなく「なぜ現在の外務省はダメなのか」が延々と述べられている。しかも、その理由を最終的に「矜持の無さ」あたりに求めてしまっているのは「最近の若い者は・・・」と語る老人のよう。そういう矜持の無い外交官が増えた理由、村田氏世代がしっかりと教育を行えなかった原因が知りたい。外務省への批判や提案には頷けるものもあるが、説得力に欠けると感じた。より話題になった、亡くなる直前に記された回顧録も読んでみたい。2010/12/18
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