グラミンフォンという奇跡―「つながり」から始まるグローバル経済の大転換

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グラミンフォンという奇跡―「つながり」から始まるグローバル経済の大転換

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  • サイズ A5判/ページ数 329p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784862760135
  • NDC分類 694.067
  • Cコード C0034

内容説明

アジア・アフリカの発展途上国で、携帯電話が急速に普及している。その波は、これまで電気すら通っていなかったような地域、1日2ドル未満の所得で生活する「貧困層」の人々にまで及ぶ。携帯電話によって、経済・社会全体がダイナミックに変化しはじめた。情報通信が活発化し、農業も工業もサービス業も一気に発展。アフリカの「貧困層」の人々が、ケータイで買い物をしているのだ!だが、なぜ、そんな「貧しい」人々に、携帯電話が広まったのか?物語は、世界でも最も貧しい国の一つ、バングラデシュから始まる。戦争で荒廃した祖国の発展を夢見る起業家イクバル・カディーアは、バングラデシュでの携帯電話サービス立ち上げを考え、ただ一人、さまざまな企業や投資家に、その夢を説いて回る。彼の夢に共鳴し、協力を申し出たのは、2006年ノーベル平和賞を受賞したグラミン銀行の総裁、ムハマド・ユヌスだった。さらに、ノルウェーの電話会社、ジョージ・ソロスら米国の投資家、日本の総合商社・丸紅、NGO、そして現地の人々…夢は多くの人や企業を巻き込み、「グラミンフォン」が誕生する。その衝撃は、アジア・アフリカ各国に、野火のように広がっている。生活が変わり、ビジネスが生まれ、経済が興り、民主化が進む。「貧困層」として見捨てられてきた、30億人の人々が立ち上がる。世界が、大きく変わり始めた。その全貌をドラマチックに描いた、衝撃と感動の一冊。

目次

「外燃機関」となる三つの力―経済成長の原動力とは
1 グラミンフォンの物語(「つながる」ことは生産性だ―起業家カディーアの夢と祖国;グラミン銀行と先駆者たち―ユヌス、ピトローダ、アンテナ屋;牛の代わりに携帯電話―新たなパラダイムが見えてきた;投資するのか、しないのか。それが問題だ。―投資を求めて北欧へ;グラミンフォン、誕生―政府・官僚との闘いを超えて;貧相国から世界クラスのプレーヤーへ―雄牛のように突進せよ)
2 動き始めた巨大市場(BOPで広がる野火―アジア、アフリカ、三十億人が立ち上がる;時代を一気に飛び越えろ―途上国で加速するMコマース;援助ではなく、ビジネスチャンスを―社会に利益をもたらす「包括的資本主義」;携帯電話を超えて―カディーアとBRACの新たな挑戦;静かなる革命―変貌し続けるバングラデシュ)

著者等紹介

サリバン,ニコラス・P.[サリバン,ニコラスP.][Sullivan,Nicholas P.]
技術と起業について幅広く執筆してきた。この5年間は世界の開発と投資に焦点を当ててきた。それ以前には、「インク・コム」の編集長をしながら、国際インターネット会議と起業家のためのラジオ番組でホストを務めていた。彼は開発資金国際会議で国連公認の「ビジネス・パネラー」となり、国連のハイレベルでの意見交換会にも参加してきた。70の発展途上国をランク付けした、年次での「国の豊かさインデックス」を編集し、『イノベーション:技術/統治/グローバル化』(MIT Press)の発行人で、新興市場における現地ファンドである、グローバル・ホライゾン・ファンドのパートナーでもある。ホーム・オフィス・コンピューティング誌の創刊時の編集者で、のちに編集長となった。初期の著名なテレコミューターの一人で、コラム「ワークスタイル」を書き、情報化時代における生活と仕事について記した。また『小規模事業者のためのコンピュータの活用法』(Random House/American Management Association)も執筆した。この頃、スコラスティックの出版エグゼクティブも勤めており、おもにフォーチュン500社のテレコム業界のクライアントを担当した。また、インク誌の「Eストラテジー会議」や、インク誌とシスコによる「技術による成長賞」、USウエストの「ベンチャー創業資金コンテスト」の議長も務めた。ハーバード大学とタフツ大学のフレッチャー・スクール法律外交大学院の卒業生である

東方雅美[トウホウマサミ]
慶応義塾大学法学部卒。バブソン大学経営大学院修士課程修了。大手出版社にて雑誌記者として勤務した後、教育関連企業の出版部門にて、経済・経営書の企画・制作に携わる。現在は独立し、書籍の翻訳、編集、執筆、および企画・コンサルティング等を行う

渡部典子[ワタナベノリコ]
お茶の水女子大学卒。アメリカの公立高校で日本語教師を経た後、日本技術貿易に入社。慶應ビジネス・スクールでMBAを取得後、グロービスで研修講師、教材開発、出版事業に従事。現在は独立し、書籍の翻訳、編集、研修講師、出版やマーケティング関係のコンサルティング等を行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ステビア

15
希望に満ちたイノベーションの物語だ!2021/05/23

Koichiro Minematsu

5
グラミンフォンという同じ携帯電話事業でも、これは感動のあるビジネスモデルと思う。 先駆者達の努力以上の、貫き通す力に頭が下がる。 国民一人あたりのGDPが約1ドルのバングラデシュでは、汚職がはびこり、インフラも未整備が多いが、このビジネスモデルは貧困解決にも大きな力となろう。 奇跡とはこういうことと感激した。まだまだ、世界のことを知らなさすぎるとも思った年末になるようだ。2014/12/30

fairy

1
グラミンフォンの成り立ちを知ることができたのは非常に興味深かった。2007年出版の書籍のため、スマートフォンが普及している現在とはかなっり現状が異なるかと思い、2013年テレノール期末決算発表を確認したところ、スマートフォンの普及率は2013年末で5%であり、3Gも2013年9月に始まったばかりということだった。スマートフォンの普及、契約者数の拡大は未だ見込める市場であるということと同時にグラミンフォンの可能性の大きさを改めて感じた。2014/05/03

あゆさわ

1
一企業のヒストリーとしても面白い。いかに常識に囚われているか見直させられる。BOPビジネスの動きはおそらくまだまだ拡大しつつあるように思う。労働力補給地としての途上国ではなく、市場としての途上国は大きな可能性を秘めているのだと感じた。2013/12/04

Takafumi Nomura

1
BOP多読中。バングラディシュに携帯電話を普及させたグラミンフォンの話以外に、他各国のこともさらっと書いてあった。成功はしなかったみたいだけど、固定電話の普及を飛ばして、いきなり携帯電話を普及させる、というアプローチがすごい。2013/03/17

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