内容説明
お母さんへのすべての感謝を一篇の詩に凝縮させて二カ月後、生まれながらにして重度の脳性マヒだった奈良県の少年やっちゃんは天国に旅立った。やっちゃんを見守ったすべての人の愛と涙に溢れた珠玉の一冊。
目次
第1章 やっちゃんが生まれた
第2章 周囲の愛に守られて
第3章 ボク、一年生になったよ
第4章 仲間がいっぱい
第5章 幸福は自分の手で
第6章 やっちゃんが詩をつくった
第7章 やっちゃんが死んだ
第8章 やっちゃんの詩が全国に紹介される
著者等紹介
向野幾世[コウノイクヨ]
昭和11(1936)年、香川県生まれ。奈良女子大学文学部卒。国立教護事業職員養成所修了。肢体不自由児施設指導員や奈良県立明日香養護学校教諭、奈良県立障害児教育センター所長、西の京養護学校長、奈良県立教育研究所障害児教育部長などを歴任。現在、奈良大学講師。一貫して、障害児の教育の機会拡大や、障害者と健常者の共生を目指してボランティアの育成や啓発・教育活動を展開。98年、文部大臣より教育功労賞受賞
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