内容説明
わずか4カ月間…。私はたしかに、お母さんだった。妊娠と同時に告げられた子宮ガン。全摘出手術で我が子も失った著者が綴る命の記。
目次
第1章 子宮の中の天使と悪魔
第2章 ノブさんの遺伝子
第3章 二つの命
第4章 子宮と向き合う、女と向き合う
第5章 赤ちゃんがくれた未来
特別寄稿 妻と、妻の命を救ってくれた我が子へ(高田延彦)
著者等紹介
向井亜紀[ムカイアキ]
1964年11月3日、埼玉県大宮市生まれ。日本女子大在学中に、ラジオのパーソナリティとしてデビュー。以後、ドラマ、司会などで幅広く活躍。著書に『おしゃべりなからだたち』(双葉社)がある。94年1月、プロレスラーの高田延彦と結婚
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Nodoka
2
向井亜紀さんのエッセイ。 妊娠中に頸がん発覚。 16週にて子宮全摘し、赤ちゃんを諦めた。 夫婦の愛と絆がヒシヒシと感じる。こんな夫婦だからこそ赤ちゃんも来てくれたんだろうな。 最初から最後まで涙が止まらなかった。 検診は必ず受けようと思う。2015/03/31
まみか
1
本棚より再読。7年前とは違った受け止め方ができました。知り合いの方が、4人目の赤ちゃんを出産後、亡くなられたのですが、やはりこの世に命を産み出すことは命懸けなのだと、考えさせられました。どうか女性の方は良き婦人科を見つけて、子宮ガン検診も受けてもらいたいです。私も昨年、良き女医さんを発見し、検診を受けてきました♪(^^)2013/01/25
藤吉 功
0
向井亜紀さんのエッセイ。子宮摘出とともに亡くなった子供、16週だけお腹にいた赤ちゃん。同じ子宮ガンの方に希望が与えられたらと切に願う。それにしても、毎日病院にお見舞いに来ていた、プロレスラーの旦那さん、高田さんには頭が下がります。素晴らしい!2013/10/12
Ayumi Katsukura
0
★2013年33冊目学生の頃に一度読んでから、再読。私自身が妊娠16週のときに読みました。じぶんのからだに新しい命が宿って初めて感じることが多々あり、躊躇しながら婦人科検診を受けたときのことを思い出しました。16週でも、からだのパーツはしっかり出来上がっているんですよね。授かったことも奇跡。そのいのちが日に日に成長していることも奇跡。いま、偶然出逢って再読して良かった!2013/04/29
ゆきねこ
0
ご自身の妊娠、ガン告知、赤ちゃんとの別れ、闘病のことなどが書かれています。夫婦がお互いを思いやる様子が涙が出ます。代理母という選択肢があることについてのコメントは心に響きます。