扶桑社文庫<br> あなたの心が壊れるとき

扶桑社文庫
あなたの心が壊れるとき

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  • サイズ 文庫判/ページ数 245p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784594034122
  • NDC分類 493.7
  • Cコード C0195

内容説明

近頃の日本では、精神的に病んでいる若者が多くなったといわれている。結果として、事故にあったり事件に巻き込まれたりするケースも稀ではなくなった。例えば、東電OL事件で殺された女性は高校時代から拒食症だったという。また、宮崎勤事件では、多重人格説をとなえる専門家もいる。その他、アダルト・チルドレン、PTSD、境界性人格障害、ストーカー、アパシー、パニック障害など、現代日本に蔓延する若者の“心の病”を、ベテラン精神科医が豊富な臨床例を基に綴った問題の書。

目次

「コギャル」と「団塊の世代」の父親たち
「拒食症」と「過食症」に揺れる現代日本の女性たち
アダルト・チルドレン(AC)の持つ現代性
「ストーカー」にひそむ人格障害者の“影”
ボーダーライン(境界性人格障害)という重い病
宮崎勤事件と「多重人格」の“深い霧”
「いじめ」が心に残した深刻な傷跡
若者に蔓延する「過呼吸発作」と「パニック障害」
心的外傷後ストレス障害(PTSD)という恐怖
若者を蝕むアパシー(無気力症候群)という病
東電OL事件と「性同一性障害」の男と女
幽体離脱など超常現象を生む脳のメカニズム
ポジティブ・シンキングの危うさと“つんのめり症候群”

著者等紹介

高橋龍太郎[タカハシリュウタロウ]
1946年、山形県生まれ。1977年東邦大学医学部卒。1980年慶応大学精神神経科入局。国際協力事業団の医療専門家としてのペルー派遣、都立荏原病院勤務の後、1990年東京蒲田に、タカハシクリニックを開設、院長となる。専攻は社会精神医学。デイ・ケア、訪問看護を中心に地域精神医療に取り組むとともに、心理相談、ビジネスマンのメンタルヘルス・ケアにも力を入れている
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ちい

2
どんな場合でも、自分を自分で愛していなければ、人から愛されることはない…愛とは相互的なもの 自分を愛していなければ、人を愛するということもできません。作者の言葉が 響きました。2013/03/03

どんどん

1
ブクオフ古本。境界型とか、ACとか。分離不安とか。臨床医師が精神科に来る患者を評して。アジアに行ってエネルギーもらうとか親と離れるとか必要。2018/01/24

まや

0
友達にもらい読みました。実際の事件を分析しているので気になった。事件は中身を知るとやる社会の問題がより短になると感じたを2014/06/27

hiroママ

0
○精神科医が心を病む原因、その症状について新聞で話題になった事件を例に分析してある1冊で、興味深く読みました。 脳や神経に問題なく生まれてきても、その後の成長過程の家庭、学校、社会といった環境等の要因が、人間の感情、行動、性格に問題を生じさせることが多いとは、なんと悲しいことでしょう。 気がつけば周りにも見聞きした話もありました、それだけ現代は生きにくくなっているのでしょうか?2011/07/13

TEDDY曹長

0
自分の今の状態と照らし合わせて読んでしまった。人の心が崩壊していく時と言うのは誰にでも来る可能性があることを知ってもらいたい2011/12/09

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