内容説明
人類学者のケイシーは、作家ジョーダンの相談役として彼の邸宅に招かれた。初対面で強く惹かれあった二人は、すぐに互いの愛を確かめた。しかし、ケイシーはジョーダンに心を許しきることができない。愛に飢えた彼の姪アリソン、家庭の温かみを欠いた屋敷―それらが彼女を不安にさせるのだ。複雑な思いを抱えたまま、彼女は激情に身を任せる決心をする。やがて訪れる“別れの日”までは、と自分に言い聞かせて…ノーラ・ロバーツが自ら選んだ傑作集“From the Heart”からの邦訳、第一弾。
著者等紹介
ロバーツ,ノーラ[ロバーツ,ノーラ][Roberts,Nora]
1981年に『アデリアはいま』(サンリオ文庫)でデビュー。一躍ベストセラー作家となる。86年にはアメリカ・ロマンス作家協会初の名誉殿堂入りを果たした
清水はるか[シミズハルカ]
高知大学人文学部卒
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