内容説明
縄文学第一人者の最新著作。お洒落でスピリチュアルな人々の生活が手にとるようにわかる。
目次
プロローグ 21世紀直前の縄文人達
第1章 グルメ
第2章 ファッション
第3章 建築
第4章 仕事と経済
第5章 家族と集団
第6章 病気と健康
第7章 文字と言葉
第8章 精神生活
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
佐藤一臣
4
考古学ではなく狩猟採集の民俗学からの見解。証拠からの多様で行き過ぎた分析感、また他民族との比較からの解釈は刺激的だ。竪穴住居は定住住まいではない?三内丸山はビジネスホテル?縄文尺を使った高度な建築技術?縄文語?山立て航海術で神津島まで?お金ではなくクレジットカード?働くのは女性だった?着飾るのは男性だった?などなど想像を膨らませた話はかなり楽しい。死が身近にあった縄文人は、現代人よりも繊細で精神性が高かったんではないだろうか?農耕生産は繊細さと精神性のどこかしらを奪ったのだろう。2023/01/19
あむけ
1
縄文時代は野蛮で、弥生時代から文明化したように認識していたが違うんだ。美しい装飾品、建造物と建築技術、家族を含めたグル-プ集団の意識、宗教的なカミへの崇拝など出土したものや他民族の原始的な研究から導かれた縄文人の姿は想像を超える。2012/12/10