内容説明
終戦直後の日本…人々は何を思い、どう行動して、激動の戦後混乱期を乗り越えていったのだろうか?引揚者たちは?未帰還兵たちは?学者や企業家、政治家たちは?そして一般市民たちは?封印されてきた戦後史を、産経新聞「戦後史開封」取材班が徹底取材。この本では、昭和20年代にスポットをあてて解説する。この昭和20年代を知るところから、21世紀の日本は始まると言っても過言ではない。
目次
昭和20年(復員・引き揚げ;未帰還兵 ほか)
昭和21年(GIの手紙;紙幣の顔)
昭和22年(旧制高校廃止;トランジスタ ほか)
昭和23年(自動車;ボクシング)
昭和24年(ノーベル賞)
昭和25年(再軍備)
昭和26年(日本独立)
昭和27年(血のメーデー;受験戦争)
昭和29年(東京地検特捜部;プロレス ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
金吾
17
敗戦後、皆で力を合わせて復興していく熱気がよく伝わります。逆境にどう立ち向かうのかのヒントにもなるように感じました。 阿南家の人々、旧制高校廃止が面白かったです。2022/01/07
がんぞ
1
テーマが【トランジスタ】【自動車】など昭和40年代のものもあるが、敗戦を受け入れた日本の再建へ努力を民生部門に転じ国民一致するのが泣かせる。占領軍との交渉も言うべきことは命がけで言い(日銀接収前夜、MPにピストルを突きつけられたが守衛はそういう命令は受けていないと帰宅した、その日銀で女子に悪戲をするようでは業務が出来ないと抗議)唯一成功した占領となった。戦前から民主制であったが「民主化」とは女権尊重電力化機械化を意味し、農業中心の日本がドル箱の魅力で変貌したのを占領軍の意に添うように言いつくろっただけの事2013/07/08
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