内容説明
興銀とともに、戦後の高度成長を牽引した超一流銀行は、なぜ落城したのか。油断と歯止めなき過剰融資の実態、そして老害と問題の先送り…。外資と政治に翻弄された最終局面の断末魔までを描きあげる。
目次
プロローグ―長銀落城への鎮魂歌
第1部 長銀の黄金時代(長銀創業の「志」と経済復興への貢献;都市銀行との戦い;次男坊銀行らしい行風;なぜ「調査の長銀」が生まれたか;順風満帆の日々―専門投資銀行として)
第2部 長銀落城をまねいた誤算(長銀にとってバブルとは何だったか;長銀の誤算と組織の混乱;日本の誤算と再生に向けて;特別対談―竹内宏氏に聞く「長銀の誤算」)