内容説明
1977年5月25日、1本の映画が全米40館でささやかに封切られた。ジョージ・ルーカスという若い監督と、ゲーリー・カーツという有能なプロデューサーが生み出したその宇宙冒険活劇は、観客の圧倒的な支持のもと興行成績を次々と塗りかえ、一大イベントとして全世界に広がっていった―。文化全体に強大な影響をあたえ、映画産業のあり方を根本から変え、21世紀へ向け今また飛びたとうとする、驚異の映画『スター・ウォーズ』。本書は、ルーカス帝国の勃興とその光と陰、そして背後に隠された悲劇を、気鋭ジャーナリストが膨大な資料とインタビュウからあますところなく描き出した、歴史的記録である。『スター・ウォーズ』3部作すべての小説版翻訳に携わった野田昌宏氏が、自ら訳出。巻末に、野田氏が初公開からの20年を回想し、秘蔵の“ルーク・スターキラー”版シナリオ第3稿を詳細に解説する、特別書き下ろしを収録。初出フォト16頁も公開。
目次
プロローグ
第1章 若き天才児―ジョージ・ルーカスの生い立ち
第2章 “足がテーマのイタリア映画”―『アメリカン・グラフィティ』
第3章 戦争と平和―『スター・ウォーズ』宇宙の誕生
第4章 銀河系に展開する『風と共に去りぬ』―『スター・ウォーズ』製作準備
第5章 もっと早く、もっと激しく―『スター・ウォーズ』撮影現場の苦難
第6章 札束を燃やす―『スター・ウォーズ』完成までの遠い道のり
第7章 ハイパースペースへ―『スター・ウォーズ』ついに公開
第8章 ウーキー・クッキー―『スター・ウォーズ』成功の影響と余波
第9章 倍額か、ゼロか…―『帝国の逆襲』製作へ
第10章 「僕の映画を滅茶苦茶にしている」―『帝国の逆襲』の新たな苦難
第11章 「さらば、罪の都」―『帝国の逆襲』の成功と『ジェダイの復讐』製作
第12章 皇帝の没落―『ジェダイの復讐』とその後
エピローグ
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ヒデキ
barbarus
たつ
hits_y
あっきぃ