扶桑社ミステリー 殺戮のキャンパス

レイモン，リチャード【著】〈Ｌａｙｍｏｎ，Ｒｉｃｈａｒｄ〉/山口 緑【訳】

扶桑社（1997/09発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 582p／高さ 15cm
• 商品コード 9784594023447
• NDC分類 933
• Cコード C0197

内容説明

平和な大学町が、惨劇の舞台に変わろうとしていた。サイクリング中の女子学生が、突然１台の車に襲われる。無差別に獲物を狙う殺人鬼の襲来か、それとも…単身捜査に乗り出した警官ジェイクは、悪夢のように残虐な光景に遭遇した！一方、美しい女子大生アリソンは、淫らな恋人の仕打ちに苦悩を深めていた―死よりもおそろしい恐怖が忍び寄るのも知らず。『殺戮の「野獣館」』で圧倒的な支持を得たＲ・レイモンが、またもエロスとバイオレンスの嵐を巻き起こす、驚愕のホラー・タペストリー巨編。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[ギルヲ]

アメリカB級ホラー映画でよく見るおバカな大学生がたくさん死にますよーの小説版。今回は『寄生獣』風味です。昔『殺戮の野獣館』を読んだときは、そのあんまりなあんまりっぷり（なんだそれ）に軽く感動も覚えたように思うんだけど、今作はわりとまともでした。とは言え、登場人物はエッチで頭がいっぱいだしグロもあるし、お好きな方以外には時間の無駄かもしれません（笑）

2021/08/19

[Kenshi]

長さの割にアイデア不足に感じた。痴話喧嘩が延々続くところとか、終盤のジェイクがアリソンの家探しするところとか、そんなことしてる場合か! と。

2022/03/09

[勉誠出版営業部]

リチャード・レイモンの『殺戮のキャンパス』を読了。冒頭の自転車に乗った女子大生をひき殺そうとする展開からして不穏な空気があるけど、その後は意外と（？）青春モノっぽいなと思いきや、突如として異様な光景が！やっぱりグロかった。

2014/11/30

[飛鳥なつめ]

野獣館シリーズが面白かったので、こちらも期待して読んだ。読みながらずっと映画「パラサイト」を思い出していた。内容が似ている、というかほとんど同じ？野獣館ほどエログロさは無かったが、お下劣ナンセンスな感じは相変わらず。登場人物それぞれが細かく描かれていて把握しやすかったし、怪物の移動先に「今度はそいつかー‼︎」とハラハラさせられ、ページを捲る手が止まらなかった。しかしアリソンが最後、もう一度だけエヴァンに会いに行こうと思ったのが納得出来なかった…あの状況下で…。

2014/01/13

[カマー]

エロ・グロ・スプラッタな作者の作品だが意外とまともだった作品

2013/05/19