内容説明
まもなく結婚25周年を迎えるドイル夫妻―ダブリンの名家出身の妻ディアドリと、西アイルランドの農家に生まれた夫デズモンドの二人は、若き日に故郷を捨てロンドンで電撃的な結婚をした。子供は3人いたが、長女は不倫相手と同棲し、次女は人生から逃げるように修道院へ、そして息子は父の故郷アイルランドの農場へ…。銀婚式に招待された人々は、互いに交錯し合った人生を振り返り、それぞれの想いを胸に出席する。『サークル・オブ・フレンズ』の作者が、家族とは、人生とは何かを哀感を込めて描いた心温まる物語。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ますん
1
オムニバス短篇集でこの作家さんが大変気に入ったので借りました。やはりとても良かった。扶桑社ロマンスなんて聞くと女性向けの軽い恋愛小説かと思いそうですがこの本はそんなことは全然なく、老若男女問わず自分らしい人生のあり方を考えさせられる素晴らしい小説でした。文章も読みやすく全ての人が楽しめると思います。佐々木悟郎さんの表紙も素敵。ほとんど古書でしか読めないのがもったいない。背伸びせず自分をわかった人間は、社会的にどうあろうが自信をもって自分の足で歩くことができる、「ふり」をしないで生きられるようになるのだ。2016/04/24
勇ましいチビのノリ公
1
両親の銀婚式を機に再会する3兄弟。2012/04/24
カサブランカ
0
32013/06/23
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- 和書
- 宝塚、わがタカラヅカ