内容説明
元ＦＢＩ捜査官のベッカーに謎の手紙が届くようになった。暗号を解読してみると、「おれはだれだか知っている」というメッセージと『廃坑で女の死体発見』という古い新聞記事を指し示すものだった。殺人事件だったとすれば、差出人は犯人につながる情報を知っていて、それを伝えたがっているのだ。ベッカーは手紙の消印から、差出人はアラバマ州立刑務所の収監者だと当たりをつける。だが差出人の意図は何なのだろう。そして、なぜベッカーに連絡してきたのか…。人間の内に潜む闇を描き出す、傑作シリーズ第四弾。
感想・レビュー
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竜
1
昔に何冊か読んでいたジョン・ベッカーシリーズの1冊。「羊たちの沈黙」が出たあとこうしたサイコパスものがよく出ていた気がします。この本は読まないまま忘れてたのを発見して久しぶりに読みました。自分も心に闇を抱えるベッカーが、サイコパスを追い詰めるのがシリーズの特徴。終盤の洞窟のシーンは迫力ありました。 「羊たちの沈黙」ほどの緊張感はないけど、面白かったです。もう少し短くても良いかも。2025/02/11
