扶桑社ミステリー<br> 闇の教室

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扶桑社ミステリー
闇の教室

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  • サイズ 文庫判/ページ数 598p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784594017309
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

頭が良すぎるばっかりにいつも孤独感を抱える10歳の天才少年ジョシュ。二度目の飛び級で彼は、またしても初日から年上のクラスメイトとトラブルを起こしてしまう。しかし弾みで自殺を図ったジョシュが運ばれた病院で、彼は特別な才能を持つ子ばかりを集めた学校バリントンを勧められた。そこならいじめられることもないだろうし、友達もできるかもしれない。そう考えて転校したジョシュに友達はすぐにできた。だが彼はまだ知らなかった、子供たちの間に伝わる学園の恐ろしい秘密を…。ソールが贈る青春ホラーの傑作。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

臨床心理士 いるかくん

46
主人公は10歳の天才少年。2回飛び級をしたが、友達も無く、イジメを受ける毎日である。辛い日々に耐えかね自殺を図るが未遂に終わる。医師と校長から優秀な児童ばかり受け入れる私立学校を薦められ、転学することになる。しかし、その学校にはある噂があり、また主人公の周囲で奇妙な出来事が相次いで起こる。古い建物とそこにまつわる因縁話と児童虐待といった、著者得意の舞台設定を背景に繰り広げられる、この著者にしてはやや異色のSFホラー。2014/11/17

散文の詞

17
天才の少年少女を集めて秘密の実験を・・・。たんたんと、話が進んでいきます。この作家にしては珍しくSFです。この作家特有の舞台設定で、いつもの感じだなと、つい読み進めてしまいます。子供たちの心の葛藤も描かれていて、それも独特の雰囲気を作り上げてます。ただ、残念というか、ラストがハッピーエンドぽいです。 2019/07/30

ishito

3
ソール2冊目。これも分厚かったけどすらすら。前半はよいけど、後半のネタが出てくると恐怖が薄れてきちゃいました。「踊る女」でもそうでしたが人があっさり死んでいく描写は好み。もう一冊くらい読んでみようかなあ。2018/05/05

栗淳

3
★★★☆☆この前にクリーチャーを読んでいたので同じような展開だなぁと思いながら読みました。後半からすごく面白かった。最後は救いがあったように見せかけてあと後味の悪さをちゃっかり残すあたりがやるなぁ。自分は脳だけで生きるのは御免していただきたいw2013/09/08

すらっぱ

3
とにかくバランスが素晴らしい。物語を進めるための文章と、情景を描写するための文章、会話、それらが絶妙の割合で配分されていて、すらすらすらすら~とページをめくっていける。人間の「脳」をテーマにした、ちょっとグロっちいSFなB級ホラーなんだけど、ともすればくだらねーと思える設定も、すてきな文章がカバーして最後まで一気に読ませる。ただしタイトルは最悪。2012/10/16

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