内容説明
ハロウィーンの朝、ナンシー・キンケイドは弁護士事務所に出勤するが、誰も彼女をナンシーとは認めない。バッグには見覚えのない拳銃、そしてしきりに頭に去来する“獣の刻だ。その時彼は死ぬ”という言葉。パニックに襲われ、街を彷徨う彼女は猟奇殺人を報じるテレビを見る。頭を切り落とされた被害者の名はナンシー・キンケイド…私は誰なの、一体私はどうしたの。錯綜する謎、スリリングな展開、そして意表をつく結末。MWA賞二度受賞の著者が大胆な構想で描くサスペンス・ミステリーの傑作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
tai65
1
星4・52017/12/06
負け猫
1
ラストびっくりするくらい読ませる。ラストは本当にコンマ送りのようなシーン。しょっぱなから、頭が?になる展開ながらも、それがおもしろく、ただ残念なのは、出てくる人物がそこまで移入できない中途半端さ。もう少し個々の個性や過去があれば最高だったかも。そん中でもエイヴィスは良い。背景がしっかりしつつ、人物もしっかりしてて好きだわ。2013/08/13
椿子
1
分厚い割りに最後まで引っ張り加減がちょっとしつこかったかなあと思ったけどなかなか面白い。ナンシー・キンケイドは一体誰なのか?という問題にハラハラ(すると思う)2010/05/20
ルウ
0
★22014/07/14
finewave
0
☆☆☆☆☆☆2013/08/28