内容説明
あるのかないのかわからない日本のゲイブームの渦中で煩わしい思いをしていた映画『二十才の微熱』の監督である著者は、ニューヨークで4年に一度開かれるゲイのオリンピック『ゲイゲーム』とゲイパレードを取材するためにニューヨークへと飛んだ。今回の旅は自分を見つけるための旅でもあり、著者の人生観をニューヨークで出会った様々の人や出来事を通して綴った、書き下ろしエッセイ。「生きようとする人の力の美しさの前には、何人もそれを侵せない」。
目次
手形のついたステーキ
助けてアグネス・チャン
真夏の再会
ストオウォール25周年
映画『フィラデルフィア』のこと
恐がらなくても大丈夫
ゲイゲーム4オープニング・セレモニー
NYといるステイタス
犬だって大変なんだよ!
小さな棘〔ほか〕