内容説明
「アレ・キュイイジーヌ」主催者の掛け声が響くや、道場六三郎の眼が怪しく光り、周富徳の中華包丁がうなりをあげて降り下ろされた。日本料理を極限まで追及した『和の鉄人』道場六三郎。中華料理四千年の秘奥義を受け継ぐ周富徳・富輝兄弟。互いに実力を認めあう十年来の友がキッチンスタジアムで雌雄を決することに。美食アカデミーの策略か。それともライバルに挑まずにはいられない勝負師の性なのか。料理人の意地と誇りをかけて今、勝負が始まる。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
elf51@禅-NEKOMETAL
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料理対決のルーツは漫画にあり，『包丁人味平』1973年～1977年。これを現実に持ってきたのが料理の鉄人だった。これのノベライズ。1993年から始まっているから，バブル崩壊から下り坂に向かった頃。好き嫌いに左右される「味」を実際に対決させたのは面白かった。第1巻では道場六三郎×周富徳の戦い。ただただ，懐かしい。1994/10/20
