扶桑社ミステリー<br> 暗号名レ・トゥーを追え

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扶桑社ミステリー
暗号名レ・トゥーを追え

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  • サイズ 文庫判/ページ数 536p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784594012168
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

1963年11月1日、南ヴェトナムのゴー・ディン・ディエム大統領がクーデターで殺害され、その3週間後にケネディがダラスで暗殺された。CIAの工作員ポール・クリストファーは、この二つの事件にはなんらかのつながりがあると直感し、調査に乗り出す。ゴーの親族から「レ・トゥー」という謎めいた言葉を聞き出した彼は、陰謀の糸をたどってヴェトナム、スイス、イタリア、コンゴへ飛び、二つの事件の背後に潜む驚くべき真相を知った。今世紀最大の謎〈ケネディ暗殺〉に、まったく新しい視点から迫る国際謀略小説の傑作。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

absinthe

165
推理モノのように入り組んだ伏線と回収は見事。(やりすぎの気もするが)JFケネディ暗殺を推理仕立ての大胆な発想でサスペンスに仕立て上げた。ヴェトナムのある一族が黒幕だったのか?主人公の視点からぶれない構成で事件のヴェールを少しずつ解き明かす。イタリア、フランス、ヴェトナム、スイス、コンゴと目まぐるしく舞台が変わる。相手の弱みに付け込んだり、金にものを言わせて情報を引き出すやり取りはスパイものの醍醐味そのもの。楽しかった!2021/12/29

ヨコケイ

3
JFK暗殺に纏わる言説は、真面目な研究からトンチキな陰謀論、文学上のモチーフまで汗牛充棟だろうが、米国の東南アジア政策が飛び火したという説のオリジナリティはいかほどかしら。ただ読み処は構図自体よりも、冒険行と些か伝奇的な絵解きの方と思う。スパイの日常が大仰で笑ってしまうが略歴を信じるなら作者は"本物"らしい(ま、007のフレミングだって"本物"だが)。ホモソーシャルな情報機関やら差別全開な白人社会の描写も(多分事実)当世では鼻白むが、シニカルさも感じる筆致ゆえ、マジかブラックなジョークなのかは不分明。2020/07/07

ドートマンダー

0
秀逸2016/05/07

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