内容説明
KGBの陰謀で危うく売国奴の汚名を着せられるところだったケネス・オーブリーは、窮地を脱し帰国したものの、SIS長官の職も解かれたまま傷心の日々を送っていた。そんな折、東ドイツの高官が西側に亡命を希望してくる。だがその高官の母親は東ドイツ諜報部の重鎮ブリギッテ・ヴィンターバッハだった。ひさびさの出番にはりきるオーブリー。一方遠くネパールでは、オーブリーの被後見人で元グルカ兵団英国人大尉のティムが、不審な行動をとる東ドイツ人たちに襲われた。「トピー」作戦は遂行されていたのだった。
感想・レビュー
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すす
1
前作で酷い目にあったオーブリー。濡れ衣がはれたので元の地位に復帰してるとおもいきや、何と冷や飯を食わされていて驚き。 そんなオーブリーがまたもや陰謀に… 手法はワンパターン(ごめんなさい)とは言え、本当に上手いストーリー展開だなと感心してしまう。誰にも信じてもらえず四面楚歌の主人公たち。そして仇敵たちの登場!もう、どうなるの?!って読む手が止まらない。 できれば以前の作品を順番通りに先に読んでからの方が、より面白いでしょう。登場するのは馴染みの人達ばかりだし。2022/04/22
tai65
0
星4つ2010/04/19