内容説明
米ソハイテク競争のただ中、アメリカでは、探知・攻撃能力を有する人工頭脳「センティネル」の開発が大統領直属の秘密諜報機関内で進行していた。このプロジェクトで重要な役割を果たしているエドワード・ブリッジス博士は、その功績にもかかわらず機関での地位はナンバー２の存在だった。常々この待遇に不満を抱いていたブリッジスは、ついに「センティネル」の構造図を盗み出し、ソ連へ亡命を企てた―。機関は構造図のソ連流出を阻止すべく、ジャスティン・チャプル以下の諜報員に指令を発した。一方ＫＧＢはその構造図を奪い取るべく２人の人間をアメリカにさし向けた。さらに米ソにとっても想像を絶するようなもうひとつの陰謀も進行していた…。
