内容説明
ヴェラ・マッケイの娘アニーは、とつぜん40度以上の高熱と目の痛みに襲われ、ローズロウン病院の救急治療室に運び込まれた。どうにか失明は免れたものの、アニーはその日からさまざまな幻視を体験するようになった。しかも“見た”ことが実際に起こってしまうのだ。線路に落ちた少女が列車に轢かれるシーンは現実に、カンザス州トピーカで起きた。母親の交通事故や高層ビルの爆発事故など自分と母親に及ぶ危険までも次から次へと予見していった。そしてついに、失踪している父親ハリーの殺害まで見たと言いだした。少女の目に映しだされる幻影は、いったい何を意味するのか?霊魂の存在を信じる異端の精神科医ヴェラはアニーを襲う幻影の謎に迫って行く…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ボーダレス
12
高熱を出した少女が、その後 予知夢を視るようになり、父親殺害の真相に迫っていくというストーリーライン。底の浅い、お話でした。2018/12/09
かんとり
1
小さな女の子の幻視がテーマで、父親失踪の原因の謎解き。 前作「恐怖の呼び声」で登場した、精神科医と新聞記者が隠し味ですかね。 法廷場面と事件の真相はいまいち単純すぎるけど、ハッピーエンドで良かったよかったが感想。 笑2015/09/27
ギャラクシーアイ
0
父親殺害の原因がこうくるとは思わなかった。 裏表紙より「ヴェラ・マッケイの娘アニーは、とつぜん40度以上の高熱と目の痛みに襲われ、ローズロウン病院の救急治療室に運び込まれた。どうにか失明は免れたものの、アニーはその日からさまざまな幻視を体験するようになった。しかも“見た”ことが実際に起こってしまうのだ。線路に落ちた少女が列車に轢かれるシーンは現実に、カンザス州トピーカで起きた。母親の交通事故や高層ビルの爆発事故など自分と母親に及ぶ危険までも次から次へと予見していった。そしてついに、失踪している父親ハリー2012/07/07