内容説明
ワシントンD.C.のホテルで一人の男が死んだ。男の名はマルコム・ドネリー。一通の遺書らしき書き置きを残していた。離婚係争中だった妻は、生命保険金を受け取るために、夫の死が自殺でないことを証明しなければならない。その調査を私立探偵レオ・ハガティーに依頼した。マルコムの行動を洗っていく内に、メンタル・ヘルス・センターの医師による医療事故の疑いが出てきた。一方、アメリカ全土ではテロリストの動きが激化していた。ヴェトナム戦没者記念碑が爆破され、ロサンゼルスのフリーウェイが気化爆弾でふっ飛ばされた。そんな中、ハガティーは遂にマルコムの死の真相の一端に辿り着くことができた。ところがさらに調査を進める彼の前に、驚くべき事実が浮かび上がって来た。
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- 70歳のたしなみ