内容説明
真夏のニューヨーク、マンハッタン。ウェスト・サイドのアパートで若く美しいひとり暮らしの女性ばかりが、一人、また一人と殺されていく。暴行や抵抗のあとはない。被害者たちをむすぶ共通の手掛かりも見つからない。そして殺人現場に、犯人からのメッセージとして残された紙粘土でつくったゴンドラにはどういう意味がある?自信たっぷりの殺人犯の挑戦にニューヨーク市民は戦慄する。捜査が難航するうちにまた次の被害者が―。『恐怖の誕生パーティ』『コパーヘッド』で日本でも人気を博したウィリアム・カッツの心理サスペンス。