扶桑社ミステリー<br> エイミー

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扶桑社ミステリー
エイミー

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  • サイズ 文庫判/ページ数 526p/高さ 16X11cm
  • 商品コード 9784594004750
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

それは恐しい光景だった。八歳の少女エイミー・キャスロフは見てしまったのだ。酒乱の父マイクルが母エヴィを殴り殺すところを―。愛する母を失ったエイミーは、地元警察に勤務するレヴィン家にもらわれることになった。一方エイミーは殺人現場を目撃した時、不思議な体験をした。彼女には人の精神を操り、その行動をコントロールすることが出来るのだ。そして、その〈力〉が次に使われたのは、警察に逮捕された父マイクルに向けてだった―。アメリカのコネチカットを舞台に展開する異色サイコ・サスペンス。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

けいちゃっぷ

9
酔っぱらった父親に母親が殺されたとき、エイミーは母親がとっさに閉じ込めた物置で一部始終を見ていた。 父親が去りドアも開かず死にかけたエイミーを助けたのは遠くにいたテレパシー能力を持つおじ。 通報で駆けつけエイミーを救い出したレヴィン警部は保護者のいないエイミーを里親とすることに。 だがそれはさらなる悲劇の始まりだった・・・。 『人形の目』が良かったのでかなり期待したんだが、「精神支配」という超能力は面白そうだけど、15歳のクソガキ対8歳の少女の対決では迫力というか緊迫感がなさ過ぎた。 526ページ 2016/02/14

とし

4
サイコ・サスペンスの体はなしているがあまり”サイコ”に重点を置くような内容ではないので、S.キング等とは一線を画す。むしろ少女に対する児童虐待やいじめ等により現実的な恐怖を感じさせられる、その意味ではケッチャム等に近い。 しかしその両者とも違い、本書の真のメインテーマは”救い”ではないかと思う。2020/05/21

cathy aya

0
読み始め他人に自分の希望する行動をさせられる主人公エイミーが、どうなってしまうかとすっごく怖かったけど、ちゃんと自分を制御しなくてはいけないという気持ちになって、安心しましたよ。特に前半は、悪霊とかそういうものが出てくる話なのかしらと疑っていたし。大団円ではないけどハッピーエンドで、終わってよかったかな。でもちょっと後味悪いけどね。2012/05/08

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