内容説明
数奇な運命に翻弄された私(キャシー)も今や52歳。そしてクリスは54歳になっていた。その年の夏、2人は修復されたフォックスワース・ホールへ戻ってきた。母コリーンの遺言により館を相続することになるキャシーの次男バートの25歳の誕生日を祝うために。その折、母が残した遺言書も弁護士立会いのもとに読み上げられることになっていた。かつての暗い思い出を秘めたフォックスワースの館。不吉な影におびえながらもその威容に目を見張るキャシーとクリス。そんな2人を意外な人物が出迎えた。亡くなったはずの伯父ジョエルだった。流浪の果てに立ち寄った修道院で一族の消息を耳にはさみやって来たという。そしてまもなく長兄のジョーリイとその妻のメロディもやって来た―。存命の一族が一堂に会し、物語は終結に向かって一気に流れ始める。
感想・レビュー
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