内容説明
これほどまでにふしだらな話があってよいのだろうか。金曜の夜に起きた殺人事件。ニューオリンズはラムロッド・ラウンジのトイレの中。そこはオカマの溜り場。被害者は後頭部を殴打され、ペニスを切り取られ肛門に苛性ソーダをぶちこまれて死んでいた。「被害者はオカマだ。よって犯人もオカマに違いない」と勝手に決めつけたニューオリンズ市警本部フランク・ワシントン警部補。そこで登場するのが、元凄腕の検察官で、今は家具屋の主人となっているマット・シンクレア。本件の特別捜査官を不承不承ひきうけた。ちょっとおかしな殺人事件。ゲイの殺し屋に狙われたり、ゲイ防衛戦線少佐に襲われたりしながらも、真犯人を探して、マティはニューオリンズを駆けめぐる。