感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ちょん
17
BOOK・OFFでたまたま目に入った本。表紙のインパクトにやられて思わず購入。子供向け絵本でこれいいの?ってくらい怖いし教訓めいたところが何も無い(笑)出てくる悪魔やお面が大好きな写真家シャルル・フレジェの写真集「WILDER MANN」に出てきそうだったので今見比べてましたが、具体的な一致は無いけど西洋の悪魔とか妖怪みたいな雰囲気は同じかな、楽しめました( ^ᵕ^)2024/11/23
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
13
ヨーロッパの節分と言われるあくまっぱらい!冬の間は家の中に魔物(小鬼)がうろついては悪さをする。でもこの家のお父さんはすてき。子どもたちの失敗を上手く魔物(小鬼)のせいにして慰めている。2021/09/19
遠い日
8
日常に起きる不具合や都合の悪いことを、小鬼や小さな魔物のせいにする。そうやって失敗や困ったことにキリをつけ、回収する。「厄払い」とは洋の東西を問わず、人間の心と生活に根ざしたもの。冬を仕舞い、命溢れる春を迎えるための「悪魔っぱらい」。自分の中に住む「魔物」をも追い出すためだという。季節がわりは誰しも、心も体も不調をきたすものだから、そういうことの回避という意味もあるのでしょう。2017/12/12