内容説明
だれもが一度は耳にしたことがあるアダムとイヴの物語。もともとは、旧約聖書の中の創世記に記され、現代までさまざまな文章や絵でくりかえし表現されてきました。ヘブライ語で「人」を意味するアダム、「生命」という意味のイヴ。「人」の物語をこのように始めた旧約聖書には、その息子、孫などの話がたくさんおさめられています。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
107
世界の神話絵本の旧約聖書からの話でアダムとイブです。私はいつもこのアダムとイブを読むたびになぜ蛇がと思ってしまいます。むかしから嫌われていたのでしょうね。絵はかなり幻想的でかなり色っぽい感じがします。人間自体がそんな感じではなかったっと思うのですがやはり物語ですね。絵だけで楽しめます。2017/08/13
鮎
8
カトリック幼稚園と土曜学校のおかげで、旧約聖書は日本神話の次に馴染み深い。この原罪の物語も、本によってはイヴだったりエヴァだったり、あばら骨だったり肋骨だったり、知恵の実だったり命の実だったり様々なものを見てきた。けれど本書ではそれよりも、金髪の白人として描かれた男女に強い違和感を覚えた（聖書は中東発祥なので）。とはいえ彩度と明度が高い橋本さんの画は水と光に溢れ、重力に縛られない筆遣いの伸びやかさには無性に憧れる。このエデンなら音楽まで聴こえてきそう。2017/06/05
ochatomo
5
同シリーズの「聖書物語」で神様は非情だと思ったが、イヴが「神のようにもののよしあしがわかるように」なろうとして木の実を取って食べたならば人間が罪深いと思った 橋本淳子さんの絵は明るく鮮やか 1997刊2019/01/06
mari
5
ヘビがとてもインパクト大2013/06/20
読み人知らず
3
ご存知、アダムとイヴ。これは読むたびに思うけど女性蔑視だよな。とはいえ、この物語が変わってしまうのは嫌だけど。炎の天使の絵が、こんなだったのがちょっと残念。2008/02/01
