内容説明
なまけんぼのむすめが、ひょんなことから、王さまのおきさきになってしまった。ぜいたくざんまいでくらしていたが、やくそくどおり糸つむぎを命じられて、こまった、こまった。そこへ小鬼があらわれて…。グリム童話「ルンペンシュティルツヒェン」としても有名な昔話。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
yumiha
41
何日かかけて読んでいる『絵本論』(瀬田貞二)に出てきたので本棚を探した。おっ!見返しに飯野和好サインがある、ちゅうことは、『ねぎぼうずのあさたろう』の浪曲を聞かせてもらった日に購入したんだな。以前に読んだ時は、なまけ者の娘が本人の努力なしで幸運を得るちゅうところに、何やら割り切れない思いを持った。私も努力家ではないのに…💦『絵本論』では、グリム童話『ルンペンシュティルツヒェン』や『だいくとおにろく』(松居直再話)と共通する昔話と書かれていて、国が違うのに同じような話がある不思議を思いながら再読。2023/01/10
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
10
イギリスの昔話。グリムでは『ルンペンシュティルツヒェン』になっている。怠け者な主人公なのに、ハッピーエンドになるなんて…また11か月後にはどうなるの?と心配してしまいました。2019/05/09
こどもふみちゃん
2
グリム童話としても有名な昔話らしい。知らなかったが、読んでみると中々面白かった。 怠け者の娘がひょんなことから王様のお妃になってしまった。贅沢三昧で暮らしていたが、約束通り糸紡ぎを命じられて困った困った。そこへ小鬼が現れて・・・。2010/07/14
まみむめもーめんと
1
なまけんぼのむすめ、とんでもなくラッキーだ。大工と鬼六的展開なお話はヨーロッパでも広く伝わってるそうでその辺は面白かった。2023/05/30
のん@絵本童話専門
1
イギリスの昔話絵本。絵本化にあたり、だいぶ省略されてすっきりしちゃってます。個人的には皮がもどるのくだりは好きだったしな。品がなく甘ったれでわがまま放題の娘像になっており、読んだ人はハッピーエンドに違和感あるのではないかと感じます。飯野さんの絵柄は大袈裟すぎて昔話には合わないようにも。2023/04/15




