内容説明
開拓地で生まれた六歳のアンナは、アメリカで生まれたのでアメリカ人なのですが、ポーランド語を話す家庭で育ったため、自分のことをポーランド人だと思いこんでいました。アンナは農場と峡谷の生活が大好きでしたが、幼くても自分に課せられた仕事を、毎日、責任をもって果たさなければなりません。幼い少女の感性をとおして、大自然と人間の営み、家族のきずなを、あたたかく、ユーモアたっぷりに描く大河小説です。小学校中学年以上。
感想・レビュー
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noby
10
1989年刊行の四部作の第1巻。アメリカ北部ウィスコンシン州に開拓農民としてポーランドから移民してきた家族の年代記です。著者アン・ペロウスキーは3巻の主人公。1巻が移民の両親の娘アンナの物語。2巻が著者の母アニーの物語。4巻は著者の姪ベッツィーの物語。1876年の移民から始まるおよそ100年間の家族ドラマです。といっても児童向けに書かれた本なので、語り部はすべて各巻の主人公。子供時代の農場が舞台となっています。2017/06/20
