内容説明
胸のまん中の、少しだけ左よりにある心臓は、そんなに大きな臓器ではありません。だいたい、にぎりこぶしくらい。でも、大きくなくても、からだじゅうに血液をとどける力をもっています。しかも一生、休まず動きつづけるはたらき者です。血液は、からだの細胞のひとつひとつに、酸素や栄養を運び、いらなくなったものを回収しています。その血液がとおる血管も大切です。もしも血管がふさがったり、やぶれたりしてしまったら、場所によっては大変なことになってしまいます!さあ、全身の細胞が酸素や栄養を待っています!心臓、血液、血管による連係プレーは、うまくいくでしょうか?
目次
全身に血液を送りだすポンプ 心臓
4つの部屋と、血液の流れ 心臓のしくみ1
血液循環の2つのルート 心臓のしくみ2
拍動のリズムをつくるもの 心臓のしくみ3
3種類の血管が全身をめぐる 全身の血管
やくわりによってちがう形 血管の構造
いちばん多く流れていく場所は? 血液の行く先
液体と、3種類の血球でできている 血液の種類
血小板が出血を止める 傷がふさがるメカニズム
外敵からからだを守る 白血球のなかま
リンパとリンパ管
脾臓
免疫とアレルギー
著者等紹介
高沢謙二[タカザワケンジ]
東京医科大学名誉教授、東京医科大学病院健診予防医学センター特任教授、信濃坂クリニック院長、北京大学客員教授。東京医科大学卒業。長年にわたって心臓病や高血圧の予防と治療に取り組んでいる。「血管年齢」という指標の考案者。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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