内容説明
ヨーグルト、チーズ、あま酒、パン、納豆、みそ、しょうゆ…これらの食べものには共通点があります。それは微生物の力でできた「発酵食品」だということ。じつは、わたしたちの毎日の食事は、たくさんの発酵食品のおかげでなりたっているのです。発酵食品とは、目に見えない小さな生きもの「微生物」のはたらきによってできる食べもののことです。食べものが発酵すると「長もちする」「栄養価が上がる」「おいしくなる」など、よいことがたくさんあります。この本では、たくさんのイラストと写真を使って、発酵食品の歴史や日本・世界各地の発酵食品などを紹介しています。また、食品だけではなく、薬や日用品に利用される発酵のちからも紹介しています。
目次
発酵食品をつくる微生物
みつけよう!発酵食品のいいところ
発酵がつくりだす味とにおい
発酵食品は栄養満点
発酵食品で健康な毎日を
肉や魚が保存食に!
日本の発酵食品の歴史
こんなにたくさん!地域の発酵食品
世界の発酵食品の歴史
こんなところにも!世界の発酵食品
発酵でかつやくする微生物
やってみよう!顕微鏡で微生物を見る
発酵におけるあわの役割
やってみよう!イーストで風船をふくらませる
「発酵」と「くさる」は同じ?
微生物と科学者たち
発酵がささえるわたしたちのくらし
大地をつくる微生物
やってみよう!プランターコンポストづくり
未来をつくる発酵のかたち
著者等紹介
小泉武夫[コイズミタケオ]
東京農業大学名誉教授。農学博士。専門は、醸造学、発酵学、食文化論。発酵と食文化についての深い見識をもち、研究のかたわら、執筆、講演、テレビ・ラジオ出演など多方面で活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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