内容説明
格差について考えたことのある子どもは少ないでしょう。この本は、きみたち子どもにも、格差について自分の考えをしっかりもってもらいたいと願ってまとめました。経済格差は、おとなも子どもも関係なく、多くの人びとをまきこんでいます。この本をよく読んで、格差社会について考えてみてください。
目次
１ 写真とグラフで見るさまざまな経済格差（富める国と貧しい国；どこの国にも豊かな人と貧しい人がいる；日本全国の地域によるちがい；むかしといまの「お金持ち」）
２ 世界の格差の状況（貧困で死んでいく子どもの数！；「児童労働」に苦しむ子どもたち；経済大国・中国；イギリスと階級社会；世界一経済格差が大きいのはアメリカ？；「貧困率」が非常に高い日本；消えていく平等；日本の経済格差はさらに広がるかも）
３ 経済格差を読みとる統計・資料（日本の経済格差をしめすいろいろな資料；各国の社会保障；女性と「機会均等」）
著者等紹介
武長脩行［タケナガノブユキ］
椙山女学園大学文化情報学部教授（公共経済学、消費経済学）。１９４６年岐阜県生まれ。１９６８年名古屋大学工学部応用化学科卒業、１９８０年慶應義塾大学大学院経済学研究科博士課程修了。１９８６年から１年間ハーバード大学院客員研究員
稲葉茂勝［イナバシゲカツ］
１９５３年東京生まれ。大阪外語大、東京外語大卒。国際理解教育学会会員。児童書の編集プロダクション（こどもくらぶ）の編集長として、毎年多数の児童書を制作。これまでに担当した書籍は、７００を越えている。また、自らの著作も５０冊以上（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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